最小限の複雑さ、最大の柔軟性
Nutanix のソフトウェアをターンキーアプライアンスソリューションの一部として利用、または独自のインストールしたプラットフォームで実行する場合でも、AOS と Prism エディションはニーズに応じたさまざまな機能を提供します。
Nutanix AOS ソフトウェアライセンス供与モデル
ニーズに応じた Nutanix AOS ライセンスモデルを選択できます。ライセンスは、キャパシティ、アプライアンス、または具体的なユースケースとワークロード単位で選択可能です。全てのライセンスモデルには、AOS、AHV、Prism 向け製品のエンタイトルメントが含まれています。
キャパシティベースのライセンス
キャパシティベースのライセンスでは、クラスタ内の物理 CPU コアの数と合計 SSD キャパシティに基づき、ライセンスの購入と適用が可能となります。ご利用のハードウェアと別々にソフトウェアをライセンスで購入できます。また、購入したライセンスは、ハードウェアプラットフォーム間で移動可能であり、予算編成や計画の柔軟性を高めることができます。
- 期間別ライセンス:1~7 年のオプション
アプライアンスベースのライセンス
アプライアンスベースのライセンスは、基本となるハードウェアならびにデバイスの寿命に関連付いており、譲渡不可能です。この方法で Nutanix NX アプライアンスまたは OEM アプライアンスのライセンスを供与すると、パッケージ化された単一の購入アプローチの恩恵を受けることができます。期間ベースのライセンス供与は、NX アプライアンスの Pro およびUltimate アップグレードのみで利用できます。
ユーザーごとの仮想デスクトップインフラ(VDI)
ユーザーごとの仮想デスクトップインフラ(VDI)モデルは、AOS、AHV、Prism 向けの製品エンタイトルメントを提供し、価格は同時ユーザー数単位となります。ユーザー単位の VDI モデルは、キャパシティベースおよびアプライアンスライセンス供与の代替オプションであり、基本となるハードウェアが何であるかに関わらず、あらゆる VDI ユーザーを対象としたシンプルかつ透明性あるライセンス供与が目的です。
- 期間別ライセンス: 1~7年のオプション
- キャパシティベースのライセンス供与はなく、専用のユーザーごとのVDIのクラスタで実行する必要あり
- AOS ProおよびUltimateエディションで利用可能
仮想マシン単位のリモートおよびブランチオフィス(ROBO)
仮想マシン単位のリモートおよびブランチオフィス(ROBO)は、AOS、AHV、そしてPrismを組み合わせており、価格は仮想マシン単位となっています。本ライセンス供与モデルは、キャパシティベースおよびアプライアンスライセンス供与の代替オプションとして、普段から最大10台の仮想マシンを実行するサイトを対象に設計されています。
- 期間別ライセンス: 1~5年のオプション
- キャパシティベースのライセンス供与はなく、専用ROBOクラスタで実行する必要あり
- AOS ProおよびUltimateエディションで利用可能
Nutanix Prismソフトウェアライセンスモデル
Nutanix Prismは、仮想化データセンター環境向けのエンドツーエンドのコンシューマーグレード管理・運用ソリューションです。管理、レポート作成、そしてインテリジェントオートメーションの複数の側面を組み合わせることで、これまでにはないシンプルさをお届けします。
Prism Starter エディションのライセンスは、すべての Nutanix AOS ライセンスに含まれています。Prism Pro エディションは、お客様のインフラストラクチャーのAIOpsを有効化し、Ultimate エディションはその価値をアプリケーションとサービスレイヤにまで広げます。
Prism ソフトウェアエディション
STARTER | PRO | ULTIMATE | |
---|---|---|---|
対象 | HCI の管理 | インフラの AIOps | IT サービスの AIOps |
HCI の管理 | |||
Prism Central によるマルチクラスタ管理 | |||
インフラ管理 | |||
監視とトラブルシューティング | |||
クラスタの健全性 | |||
エンタープライズ認証と RBAC | |||
REST API | |||
包括的な検索 | |||
運用インサイト | |||
カスタマイズ可能なダッシュボード | |||
レポート作成 | |||
アプリケーションの検出 | |||
自動最適化 | |||
キャパシティ予測 | |||
仮想マシンの非効率性の発見およびライトサイジング | |||
ジャストインタイムプランニング | |||
予防的な修復 | |||
異常検出 | |||
高度なトラブルシューティング | |||
非 AOS 仮想インフラの監視 | |||
アプリケーションの監視(*) | |||
スマートオートメーション | |||
ローコード/ノーコード運用の自動化 | |||
機械学習による自己調整 | |||
Nutanix のコスト管理 (**) | |||
リソースのコストメータリング | |||
予算編成およびチャージバック | |||
コンテンツパック | |||
SQL サーバー監視 | 含まれる |
* コンテンツパックを通じて有効化。
** Beamサービスによって提供。オンプレミスリソースのみ該当。
注:
- AOS の全てのエディションに Prism Ultimate の 90 日間無料トライアルバージョンが含まれています。
- ライセンスは、ノード・年単位を基本とし、1、2、3、4 または 5 年間の購入オプションがあります。
- Prism Pro または Ultimate エディションは「管理」するクラスタ内の各ノードで同一のライセンスを購入する必要があります。
Nutanix Calm
現在、Nutanix Calm は、仮想マシン(VM)単位およびコア単位のライセンスモデルとなっています。Calm のライセンスは、 Nutanix Enterprise Cloud またはその他の対応プラットフォームで動作する、Calm が管理する VM においてのみ必要となります。
- Calm VM のライセンスパックは、年間サブスクリプション型サポートバンドル(1 パックあたり 25 VM)として販売されており、あらゆるプラットフォームで利用できます。
- Calm Core のライセンスは、年間サブスクリプション型としてコア単位で販売されており、オンプレミス型プラットフォームで利用できます。クラスタ内の全てのコアにライセンスが必要です。
- その他の質問がありましたら、Nutanix セールスエキスパートまでお問い合わせください。
Nutanix Era
Era は、サブスクリプション型期間ベースのソフトウェアライセンスです。この製品は、マネージドデータベースサーバー vCPU の概念を基にライセンス供与するものです。vCPU のライセンス供与は、Nutanix Era で管理する対象のデータベースサーバーのみをライセンス供与可能な、コンサンプションベースのモデルです。
- ライセンスは 1〜5 年間のサブスクリプション期間で販売
Nutanix Flow
Nutanix Flow は、ノード単位の年間サブスクリプション型ライセンスとして販売しています。ライセンスは、マイクロセグメンテーション機能を利用する、クラスタのあらゆるノードで必要となります。このオプションでは、Prism Central が管理し、AHV 仮想化ソリューションを利用している Nutanix クラスタが必要となります。
- ライセンスは 1〜5 年間のサブスクリプション期間で販売
- マイクロセグメンテーションポリシーを管理するには、Starter ライセンスの Prism Central が必要となります
Nutanix Files
Nutanix Files は、2 種類のライセンスの下でキャパシティ別に販売されます。Nutanix FilesHCI 向けアドオンライセンスは、混合モードクラスタで実行中の Nutanix Files を対象としています。Nutanix Files 専用ライセンスは、専用クラスタで実行中の Nutanix Files を対象としています。Nutanix Files は、企業のデータセンター内のエンタープライズファイルワークロードのほか、仮想マシンとファイルワークロードが混合したリモート/ブランチオフィス(ROBO)を含む、エッジロケーションを対象としています。
Nutanix Objects
Nutanix Objects は、2 種類のライセンスの下でキャパシティ別に販売されています。AOS ライセンス向け Nutanix Objects は、混合モードクラスタで実行中の Nutanix Objects を対象としています。Nutanix Objects 専用ライセンスは、専用クラスタで実行中の Nutanix Objects を専用としています。Nutanix Objects は、開発用バックアップ、アーカイブ、またオブジェクトストレージなどのオブジェクトストレージユースケースを対象としています。
関連リソース: Nutanix ソフトウェア向けに最適化されたハードウェアプラットフォーム
1: ハードウェア互換性リストに掲載された全てのモデルに関して、Proライセンスエディション向けのアドオンとしてAdvanced Replication SKUを利用できます。 このアドオンライセンスは、オンプレミスのLeapの高度なオーケストレーション (マルチブートステージ、スクリプト実行、IPアドレス再設定、テストフェールオーバー) 向けに利用可能であり、マルチサイトDR (多対1、1対多、多対多)、Metro Availability、 同期または準同期レプリケーション (RPO = 0またはRPO = 1~15分) を含みます。
Xi Leapの加入者は、この機能を実行するにあたって、ProまたはUltimate AOSエディションにアップグレードする必要はありません。
2: 暗号化サポートは、輸出法の対象となります。利用の可否については、お客様のアカウント担当者にお問い合わせください。ハードウェア互換性リスト記載のモデルに関しては、Proライセンスエディション向けのアドオンとしてEncryprion SKUを利用できます。このアドオンライセンスには、自己暗号化ドライブ (SED) やソフトウェアべースの暗号化に必要となる保存データ (data-at-rest) の暗号化が含まれます。
ライセンスには、オプションとしてネイティブのローカルキー管理 (LKM) サービスが含まれます