自動化による簡素化が Kubernetes 成功のカギ
Nutanix Kubernetes Platform (NKP) には、ベストオブブリードの自動化サービスによって、Kubernetes プラットフォームの管理を簡素化し、複雑さを減らし、一貫性と標準化を確立する特徴があります。
NKPは、自動化を通じて、全体的な宣言型 API や、GitOps の統合ワークフロー、ビルトインセキュリティ、中央集権型のマルチクラスタやマルチクラウドのフリート管理といった、Kubernetes プラットフォームの管理のなかでも最も困難なタスクを簡素化し、DevOps チームの Kubernetes のスキルが不足している場合でも、効率的な Kubernetes プラットフォームの管理を可能にします。
NKPを利用することで、Kubernetes プラットフォームの管理とアプリケーションのライフサイクル管理が簡素化されるため、 Day-2 の運用上の障壁 (セキュリティ、可観測性、信頼性、アップグレード可能性、バックアップとリストア、ポリシー管理、ガバナンスなど)を容易に克服し、数週間や数か月ではなく、数分で運用を開始できるようになります。
NKPは、異なる種類のインフラ(クラウド、マルチクラウド、ハイブリッドクラウド、オンプレミス、エッジ、エアギャップ環境など)にわたって、共通の一貫した宣言的 API を使用して、Kubernetes プラットフォームの管理とデプロイメントを簡素化します。
Amazon EKS、Microsoft AKS 、Google GKE クラスタを完全に自動化された方法で管理することを可能にします。その結果、一貫性があり、反復可能な方法で、EKS、AKS、GKE クラスタのエンドツーエンドのライフサイクルを一元された管理環境から制御できます。NKPはまた、導入が容易なターンキーソリューションを提供し、Amazon EKS や Microsoft AKS などを本番環境に適した Kubernetes プラットフォームにするために必要な追加のサービスや機能を提供しています。
NKP が Kubernetes 管理をシンプルにする仕組み
宣言型 API がすぐに使用できるプラットフォームエンジニアリングを提供
NKPには、プラットフォーム管理に不可欠な宣言型 API と GitOps ワークフローが組み込まれており、即座のプラットフォームエンジニアリングを可能にします。この内部開発プラットフォーム(IDP)により、DevOps チームは、クラスタやインフラのセキュリティの問題の対処に時間を費やす代わりに、より高い価値を持つミッションクリティカルなアプリケーションに集中できるようにします。
GitOps ワークフロー
FluxCD の統合により、GitOps ワークフローを利用できます。GitOps ワークフローの利用は、Kubernetes を管理するための最も堅牢で確実な方法であり、アプリケーションの迅速な構築、テスト、スケーリング、デプロイメントを可能にします。また、GitOps ワークフローによる自動化は、壊れやすいカスタムスクリプトに関連する問題を排除します。
可観測性
一元化された管理プレーンにより、分散したマルチクラウドやハイブリッドクラウド環境全体のクラスタを、単一の操作ポイントから可視化、監視、管理できます。可観測性には、事業部門や開発者向けのユーザー視覚化も含まれています。
最高レベルのセキュリティ
NKPは、国家安全保障局(NSA)とサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)の Kubernetes セキュリティ強化ガイドラインを満たしており、特定のセキュリティ要件に合わせて構成できます。各コンポーネントは、リリース前に脆弱性スキャンが実施されています。NKP はまた、自己完結型のイメージと目的に特化して構築された自動化により、完全なエアギャップデプロイメントを簡素化します。
サービスカタログ
一元化されたサービスカタログからアプリケーションや複雑なデータサービスを選択し、特定のクラスタや複数のクラスタに、ガバナンスを遵守したうえで迅速かつ容易にデプロイできます。これにより、エッジを含むあらゆる環境において、Apache Spark、Apache Cassandra、Apache Kafka などの高速データパイプラインを迅速かつ容易にプロビジョニングできます。
リアルタイムなコスト管理
調査によると、企業のクラウド利用の 30~40% が無駄になっており、その主な原因は、クラウド利用の可視性の欠如にあります。NKP は、統合コスト管理により、複数のクラスタ、ワークロード、チーム、インフラのリソースとコストをリアルタイムで可視化、監視、管理することで、クラウド利用の無駄を排除します。
NKP Insights
NKP Insights は、Kubernetes のトラブルシューティングを効率的にサポートするインテリジェントな助手です。クラスタを分析し、ベストプラクティスの遵守を確認します。問題が発生した場合、自動的に根本原因を分析し、解決策を提案します。これにより、問題の傾向を事前に発見し、本番環境への影響を最小限に抑え、コストのかかるダウンタイムを防止し、解決までの時間を短縮できます。
純粋なアップストリームの Kubernetes
NKP は他の Kubernetes 管理プラットフォームと異なり、純粋なアップストリーム CNCF 規格に準拠した Kubernetes を基盤に構築されています。そのため、フォークされた Kubernetes のバージョンや依存関係に関連する問題を回避し、移植性、互換性、アップグレード性、セキュリティを確保できます。さらに、オープンソースコミュニティのイノベーションを活用できます。
マルチクラスタプラットフォームのライフサイクル管理
NKP は、中央管理プレーンを通じてクラスタの完全な管理ライフサイクルを簡素化します。これにより、運用のサイロ化を解消し、重複した作業を排除し、クラウド、ベアメタル、エッジ、エアギャップなど、あらゆるインフラ上で高度な耐障害性と安全性を備えたスタックを標準化できます。
Kubernetes の適切な管理には、自動化による簡素化が不可欠
宣言型API+GitOps = Kubernetes の適切な管理
組織が Kubernetes のデプロイメントに求めるアジリティは、DevOps のアジリティから直接派生しています。NKP は、宣言的 API、GitOps ワークフロー、中央集中型のマルチクラスタ、マルチクラウドのフリート管理によって、Kubernetes 管理を簡素化し、このアジリティを DevOps チームに提供します。これにより、分散環境全体で一貫した Kubernetes の拡張が可能になり、継続的なイノベーションのためのセキュアで柔軟なプラットフォームが提供されます。
宣言型 API は標準化と一貫性を提供
NKP は、任意の Kubernetes クラスタや CNCF準拠の Kubernetes ディストリビューションの宣言型プロビジョニングを提供し、インフラとアプリケーションのエンドツーエンドの宣言型ライフサイクル管理を中央制御ポイントから一元管理できるようにします。これにより、一貫性、標準化、より高いレベルのセキュリティとパフォーマンスが、ダウンタイムなしに異種クラスタ間で実現します。
宣言型 API が高度なアプリケーションのデプロイメントを簡素化
NKP は、宣言型 API と統合サービスカタログを提供し、人工知能(AI)、機械学習(ML)、高速データパイプラインなどの高度なアプリケーションのデプロイメントを簡素化します。NKP により、管理プレーンのカタログから、Apache Spark、Cassandra、Kafka などのプラットフォームアプリケーションを自動的にプロビジョニングし、 AI/ML の強力なアプリケーションの開発とイノベーションの促進をサポート 堅牢な Kubernetes プラットフォームを構築できます。
宣言型 API がすぐに使用できるプラットフォームエンジニアリングを提供
NKP は、Cluster API を中心に設計されており、GitOps ワークフローと組み合わせることで、すぐに利用可能なプラットフォームエンジニアリングを提供します。これにより、Kubernetes プラットフォームの管理が簡素化され、異なるインフラプロバイダ上で構築されたクラスタのフリートを、一貫したAPI を使用して管理できるようになります。これは、インフラに特化した、命令型で脆弱なスクリプトによるデプロイメントを使用するソリューションよりも優れています。