*本リリースは米国イリノイ州シカゴで現地時間2023年5月9日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらをご参照ください。
プレスリリース
2023年5月10日
一度構築されたアプリケーションをあらゆる環境で実行可能な環境構築を実現
Nutanix Inc.(本社:米国カリフォルニア州、プレジデント兼CEO: Rajiv Ramaswami 以下、Nutanix)は本日、今後数年間にわたる取り組みとして、Nutanix上やネイティブなパブリッククラウドなど、あらゆる場所でデータ中心のPlatform-as-a-Service(PaaS)レベルのサービスのポートフォリオをネイティブに利用できるようにする「Project Beacon」を発表しました。本プロジェクトは、「Project Beacon」は、アプリケーションとそのデータを基盤となるインフラストラクチャーから切り離すというビジョンに基づき、開発者が一度構築したアプリケーションを、その後はあらゆる環境で実行可能な環境の実現を目指します。
「Nutanix Enterprise Cloud Index」によると、ITチームの75%は、今後1~3年間でオンプレミス、パブリッククラウド、エッジなど、複数のITインフラストラクチャーを活用することを想定しています。現在のところ、各種アプリケーションの異なる環境への移行は、インフラストラクチャー層で可能です。しかし、開発者がアプリケーションをより迅速に構築・提供するため、多数の企業が使用するPaaSサービスは、特定のパブリッククラウドに縛られており、ロックイン(囲い込み)の原因となっています。そのため、コストやコンプライアンス、レイテンシなどさまざまな要因が存在する中、より適した環境にアプリケーションの移行を試みる場合、乗り換えのコストは上昇します。「Project Beacon」が目指すのは、こうした状況を一変させることです。
Nutanixのプレジデント兼CEOであるRajiv Ramaswamiは、次のように述べています。「単一のインフラストラクチャープロバイダーに縛られることのない、データ中心のPaaSレベルのサービスを提供することで、開発者が一度記述したアプリケーションを、その後はあらゆる場面で実行可能な環境こそが、当社が『Project Beacon』で目指すビジョンです。企業には、インフラストラクチャー層のみならず、アプリケーションデータ層でも、ハイブリッド・マルチクラウドのメリットを存分に享受いただきたいと考えています。」
Nutanixは「Project Beacon」の一環として、単一のAPIとコンソールの採用、Kubernetes®コンテナオーケストレーションとの統合により、複数の環境で一貫した管理を実現することで、多数の企業から信頼されるプラットフォームサービスの提供を目指します。このデータ中心のプラットフォームサービスの特徴としては、シンプルかつ一貫した管理体験、モビリティの自動化、ポータブルライセンス、開発者向けセルフサービスと、クラウド運用チーム向けの組み込みのセキュリティ/ガバナンス機能が挙げられます。開発者はこれらのサービスを通じ、ネイティブのパブリッククラウド、オンプレミス、エッジのいずれの環境でも、データ中心のPaaSサービスを活用でき、運用チームは、データガバナンス、コンプライアンス、データ保護の完全なコントロールを維持できます。
Red Hatの社長兼CEO(最高経営責任者)であるMatt Hicks氏は、次のように述べています。「業界をリードするエンタープライズKubernetesプラットフォームのRed Hat OpenShiftは、あらゆるアプリケーションをあらゆる環境で構築・導入・管理できるようお客様を支援しています。今回の『Project Beacon』は、データ中心のプラットフォームサービスを、一貫してどこでも提供するというビジョンに基づき、NutanixがRed Hatのミッションを発展させるものです。この結果、お客様がハイブリッドクラウドの可能性を存分に引き出せるよう、独自の価値提案をお届けしていきます。」
Nutanixはまず、すべてのアプリの基礎となるデータベースサービスに着手します。取り組みの一環として、Nutanix Database Service™(NDB)ソリューションの顧客企業のメリットをパブリッククラウド環境のマネージドサービスとして拡張することを目指します。これは、すでにNutanix Cloud Infrastructure(NCI)上で提供中のNDBのデータベース自動化/管理体験を、ネイティブなパブリッククラウドインフラストラクチャー上のマネージドサービスとして提供するものです。
その後は、ストリーミング、キャッシング、検索など、極めて一般的なデータ中心プラットフォームサービスへの拡大を予定しています。この取り組みでは、開発者が単一のインフラストラクチャーに囲い込むソリューションに依存する必要がないように、モダンアプリケーションの構築時に必要となる主要要素のすべてを提供することを目指します。
IDCのインフラストラクチャーシステム/プラットフォーム/テクノロジーグループ、リサーチ・バイスプレジデントであるDave Pearson氏は、次のように述べています。「開発とイノベーションの速度を加速させるため、各社がパブリッククラウドサービスを活用しつつある中、複雑性、コスト、ロックインなど、複数の要素の間でトレードオフが発生しています。Nutanixは、『Project Beacon』により、統合型の管理やモビリティの自動化と、一度記述したアプリケーションを必要に応じて適切なインフラストラクチャーに展開できる機能を通じ、ロックインの解消とアプリケーション開発を実現しています。」
「Project Beacon」に関する詳細は、こちらをご覧ください。
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、クラウド間でアプリケーションやデータを運用するための単一プラットフォームを企業に提供しています。Nutanixの活用により、企業は複雑さの軽減と運用の簡素化を実現し、ビジネスの成果に集中することが可能になります。Nutanixはハイパーコンバージドインフラストラクチャーのパイオニアとしての実績をもとに、一貫したシンプルかつコスト効率の高いハイブリッド・マルチクラウド環境の構築を支援し、世界中の企業から高い信頼を獲得しています。詳細については、www.nutanix.com/jpをご覧ください。Twitterは@NutanixJapanより、フォローしてください。
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